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遠い昔、月世界では、“けものびと”と呼ばれる者たちが暮らしていた。
その世界は“国津星(クニツボシ)”と呼ばれ、ウサギ族を中心とした草食動物系の朝廷が支配していた。
しかしあるとき、草食系の支配に対して不満を抱いていた肉食動物系の
“けものびと”たちが反乱を起こし、国津星の全土をおおう全面戦争になってしまう。
かつてヒョウ族から追放され、ウサギ族に育てられた、文官の青年
クロスは、大恩ある朝廷のために戦士を志し、戦渦のなかにその身を投じる。
しかし、戦況はかんばしくはない。
肉食系種族の猛威に押されている朝廷は、状況を打破すべく、最終兵器“トキジク”を開発する。
しかし“トキジク”は、想定をはるかに超えた威力を発揮し、すさまじい殺戮を引き起こしてしまう。
「これほどにまで強力すぎる兵器は保有すべきではない」とクロスは訴えるが、
朝廷の人々は目先の戦況ばかりが気になるため、誰ひとりとして賛同しない。
クロスは朝廷のなかで居場所を失い、孤立していく。
しかし、その苦しみのさなかでクロスは、ミオという名のヒョウ族の少女と出逢い……。
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| ミオとの出逢いにより、クロスの運命は大きく動き出す。 |
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